空手の基本

基本に対する考え方

空手の基本といっても範囲は広い。
技術体系としての基本技を指すのか、空手という格闘技の種目の基礎を構成する部分を指すのかで捉え方が異なる。
この項では鳳雛会での基本というものに対する考え方を示し、それがなぜ空手技術の中で基本と呼ばれるのかを述べ、それから基本技の説明を行う。

鳳雛会では基本は組手に繋がるものであるとの理念を持っている。しかし、基本はあくまでも「基本」であり、応用である「組手」にまったく同じ形で使えなくて当然なのである。だが、基本を単に「足腰を鍛える鍛錬のためのもの」であるとは考えていない。
基本は組手の中に見られる一動作の瞬間を切り取ったものであり、組手の攻防の中で瞬間的に見られる「組手で使っている立ち方」なのである。組手の自在の動きの中で瞬間的に見られる立ち方を「基本」として取り出し、その形の中での「極め」の動作を基本として身体に染み付かせることによって、組手の中でその形が必要な時に技として「極め」られるようにするのである。

  1. 基本と組手の関係

  2. 気合について

  3. 正拳

  4. 立ち方

  5. 蹴り



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