・会費が高すぎる。
これは何を基準にするかでかなり解釈が変わってくると思いますが、
他のスポーツ系の習い事と比較して考えるのが標準的ではないかと思います。
一回の稽古時間の長さも勿論考慮すべきですが、その時間内で
どれだけ稽古できているかを考えなければなりません。
ひどい所では、
「見取り稽古だ」などと言って、他の道場生の型や組手を
見ているだけで稽古時間の半分以上を使ってたりすることがあります。
稽古時間が少しくらい短くても、その時間内で
しっかり動けている方が良いと思います。
また、
週に何回稽古のできるクラスがあるのか、決められた曜日を休んでも
別の日に振替できるのかも重要でしょう。けれど、たとえ振替ができたとしても
自分が参加できる時間帯にやりたいクラスが無ければどうしようもありません。
初心者と上級者で
曜日や時間が変わると、途中から他の習い事や塾などと
被ってしまう場合があり、
両立が難しくなったりします。
週1回よりは2回、1時間よりは2時間の稽古ができる方が良いのは当然ですが、稽古場所を
借りる費用(常設道場なら
維持費)、指導に
掛ける時間などから考えれば、それに合わせて会費が
高くなるのは当然の事でしょう。
1回当たりとか、
1時間当たりで費用を考えるというのもあながち
悪い事ではありません。
これも他のスポーツと比較して考えてみるべきだと思いますが、余りに
金額にこだわるのはどうかと思います。
アイススケートの場合は、大勢で滑っているリンクをコーチが眺めていて、気になった選手を呼んでアドバイスすると、その
時間がキチンと計られていて、
その分だけコーチ料を払うのだそうです。
ハッキリしていてわかりやすいと言えばそうですが、そのようなやり方は
武道にはなじまないと思います。
個人教授を依頼されれば、それに合わせた謝礼を頂くことはあっても、そんなに細かく分けて指導料を取るのには違和感があります。
最近ネットで見かけた道場には、稽古するクラス毎に掛かる費用が変わるだけでなく、道着やサポーターの
預かりシステムがあって、洗濯までしておいてくれるそうです。(
当然その分費用が掛かります)
そんな道場で
どのような武道を教えているのかわかりませんが、自分の道着を指導してもらう側に
預けっぱなしで、お金を出して
洗濯しておいてもらうなんて
どうかと思いますけどね。
武道を教える側が利益を追求するのは正しい事だとは思いません。
普段の稽古日程以外に選手コースを設け、
特別講習と称した
別料金のクラスが余りにも多いのも良いとは思いません。少人数の特訓コースがあってもいいとは思いますが、
別で掛かる費用があまりに多いのは、子供の
保護者にとっては負担が大きくなってしまいます。
「道場運営について」
項目内リンク
@理想と現実の狭間で
A会費の額の妥当性
B審査費用の額