稽古の流れ

 入会1ヶ月は空手の基本技術を習得するようにします。

 まず、拳の握りから始まり、立ち方、基本の突き技、蹴り技を稽古し、それと並行して武道での礼儀作法なども習得していきます。道場に入る時の礼の仕方から始まり、言葉遣いなどの態度も指導します。

 実際の稽古では座礼に始まり準備運動、基本稽古へと入ります。
 まずはその場での基本技を行い、次に移動基本へと移り、ここで基本的な運足を学びます。その後、実際にキックミットを蹴ったり、叩いたりしてその技を使えるようにするところまでがビギナーの段階で行うことです。
 この時期にはまだ組手は行いません。

 ある程度突き、蹴りができるようになると実際に相手を置いての組手へと入ります。
最初はまだ受けたり捌いたりすることよりも、まず、自分から攻撃することを覚えます。足のサポーターは最初から付けますが、手にはまだ何も付けません。これは正拳をしっかりと握るクセを付けるためです。ある程度慣れてきて拳をきちんと握れるようになった者や他流の経験者は手にサポーターやパンチンググラブを付けます。

 同時期にの稽古に入っていきます。
型は「基本その一」を稽古し、捨て技、極め技のコンビネーションを学びます。一般部の大人は「基本その二」を並行して学び、複雑な蹴り技の組み合わせを習得していきます。

 ある程度組手ができるようになったこのあたりで最初の昇級審査を受けます。一般的には入会して3ヶ月以上が目安になります。
(→ 審査基準)

 級が上がれば次の段階に進みます。

 7級になった時点で受け技を覚えます。
 組手でも攻撃一辺倒のものから相手の攻撃をきちんと受けられることが出来るように稽古していきます。

 級が上がるごとに少しずつ難易度の高い技術を稽古して 習得していき、型「基本その八」まで覚え、審査に合格すると1級になります。次に「回刃」「掌底」まで覚えると初段を受審できます。

 黒帯の取得までの稽古の内容は以上のようになりますが、大会に参加する場合にはその為の稽古を並行して行います。大会稽古は各自に適した技やコンビネーションを行うこととスタミナトレーニングが中心になります。

 また、中級者以上には友好関係にある他の道場への出稽古も積極的に行なっています。
(→ 出稽古について)



inserted by FC2 system